この夏をさらに熱くする姥神大神宮渡御祭!
姥神大神宮渡御祭とは、北海道の道南・檜山地方の江差町で毎年8月9日~11日に開催されるお祭りです。
お祭りの期間中は5万人の人々が集まり、町内は熱気に包まれます。
このお祭りは370年余の伝統行事で、江差町の公式ホームページにも「370年余の伝統が、今も魂に宿り肉体を鼓舞させる。」と書かれているほどの熱い北海道を代表する祭りです。
江差の人たちの「魂に宿り肉体を鼓舞させる」姥神大神宮渡御祭は、歴史のロマンも感じさせられます。
今回は毎年北海道の夏をさらに熱くさせ、魂を奮い立たされるという姥神大神宮渡御祭についての基本情報とおすすめポイントを紹介します。
姥神大神宮渡御祭の基本情報
【フェイスブックページ】北海道・檜山の旅が更新されました。
【江差】姥神大神宮渡御祭まであと2日~過去の様子~、、https://t.co/5nJQLtwi4f#江差#姥神大神宮渡御祭 pic.twitter.com/U3fA4Ie1Jp— 北海道 (@PrefHokkaido) 2017年8月8日
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- 日付:2018年(平成30年)8月9日~11日
- 場所:姥神大神宮周辺
- 催し物:8月 9日 宵宮祭
- 8月10日 本祭 下町巡行
- 8月11日 本祭 上町巡行
- お問い合わせ先:住所〒043-8560 北海道檜山郡江差町字中歌町193-1
- 江差町役場 追分観光課 観光係
- TEL:0139-52-6716
- FAX:0139-52-5666
- 詳しくはこちら江差町公式ホームページ(北海道檜山)
姥神大神宮渡御祭の起源 由来は?
姥神大神宮渡御祭の起源はおよそ370有余年前からで、姥神(うばがみ)大神宮は蝦夷地最古の祭りとされています。
「姥神」という名前は、江差にやってきたひとりのおばあさん(姥)が白髪の翁から授かった小瓶を海に注いだところ、ニシンが大漁となり、人々を飢えから救ったとするこの地に伝わる伝説からといわれています。
このお祭りはその年のニシン漁を終え、蝦夷地きっての景気にわきかえる夏の江差で、豊漁に感謝を込めてにぎにぎしく行われるお祭りです。
江差出身者たちは「祭りのために全国から帰ってくる」というほどの地元熱がこもっています。
おすすめポイント
江差出身者たちは「祭りのために全国から帰ってくる」というほどこのお祭りの魅力は何と言っても、13台の山車です!!
2017年のお祭りに密着された方の動画YouTubeはこちらです。
各町内のヤマが、1751~1764年に作られた神功山をはじめとする、武者人形、能楽人形、文楽人形、歌舞伎人形などをのせた豪華なヤマは、吹き流しや錦の御旗を羽ばたかせ、流暢な祇園囃子の調べにのって町内を巡行します。
最終日の11日の夜は、このお祭りの最大のクライマックスを迎えます。
昼間の町内巡行後、午後9時頃になると13台の山車が繁華街である新地町に集合します。
そこに集まった大勢の人々は沿道が埋め尽くされるほどの人だかりになります。
山車が到着するたびに、街頭放送でそれぞれの山車の紹介と「2日間の巡行ご苦労様です」というアナウンスが流れ、沿道からは大きな歓声が沸きあがります。
その後、照明に輝く13台の山車が一列に並び、それぞれの祭り囃子を互いに競い合うように打ち合いが始まります。
光と祭り囃子と歓声の渦に包まれる中、見物客も一体となった祭りのクライマックスは約2時間も続くそうです。
全身に鳥肌が立つような、震えるような衝撃を受けます。
まとめ
370年以上も前から続く伝統行事は遠くに行ってしまった人もわざわざこのお祭りに戻ってくるほどの魅力があり、今でも地元住民に愛されている伝統行事の一つです。
今の時代どんどん伝統行事やお祭りが減っている中、このように代々続くお祭りはとても貴重です。
江差を離れて生活している人からの連絡には、「姥神さんのお祭りには帰るよ。」と連絡がきて、地元住民からは「お祭りに遊びにいらしてください。」と言い交わすそうです。
また、出身者同士では、「お祭りに一緒に帰ろうか。」と、お祭りを仲立ちに挨拶がかわされるそうです。
また、お祭りが始まるに連れて帰省者はどんどん増加していきます。
これほど地元住民に愛されたお祭り業事は他にないと思います。
活気に満ちあふれた姥神大神宮渡御祭にこの夏さらに熱くなりにいきませんか?